e豊洲市場問題の究明へ

  • 2016.09.26
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年9月25日(日)付



都議会公明、現地調査を重ね、知事に申し入れ



東京都の築地市場(中央区)からの移転先となる豊洲市場(江東区)の主要施設で盛り土が行われていなかった問題などについて、都議会公明党(東村邦浩幹事長)は21日、一連の問題に関する要望書を小池百合子知事に提出しました。

席上、東村幹事長は、都が当初計画していた土壌汚染対策の盛り土が行われておらず、地下空間が設けられていたことについて「都は議会で事実と異なる説明をしてきた。都民の信頼を裏切り、議会を欺く行為だ」と強調。こうした事態を招いた経緯を検証するとともに、問題の原因究明と食の安全確保を求めました。

その上で、具体的には(1)計画変更が行われたプロセスの調査(2)事実と異なる説明をしてきた理由と責任の明示(3)正確な情報の随時発信(4)建築・土木の専門家による調査――を要望。小池知事は、申し入れに対して「早速、進めさせていただく」と答えました。

都議会公明党は、12日に「豊洲市場整備問題対策プロジェクトチーム(PT)」(上野和彦座長)を設置し、これまでに3回(14日、21日、23日)の現地調査を行ってきました。

調査では、青果棟や水産卸売場棟、仲卸売場棟に加え、加工パッケージ棟の地下空間で水たまりを確認。水位の測定や、汚染の有無を分析するために水の採取などを行いました。14日の調査で採取した水からは、シアン化合物が検出されたことが分かり、都に再調査を強く求めています。

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