e豊洲市場「盛り土問題」

  • 2016.09.16
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年9月16日(金)付



都民裏切る変更、許せぬ
都議会公明党対策プロジェクトチーム 上野和彦座長に聞く



築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(同江東区)の土壌汚染対策をめぐる問題について、都議会公明党「豊洲市場整備問題対策プロジェクトチーム(PT)」座長の上野和彦議員に話を聞いた。


地下空間にたまった水 汚染の有無調べ安全確保へ

――この問題に対する都議会公明党の対応は。


上野和彦座長 12日に都中央卸売市場長や都の担当幹部から、都議会公明党へ初めて正式に説明があった。市場長は「主要建物の下に土壌汚染対策の盛り土が行われていなかったことは事実である」と、これまで事実と異なる説明をしてきたことを認めて謝罪し、土壌汚染対策工事の経緯を説明した。

都民、議会への信頼を裏切る許されない行為だ。盛り土を行わず地下空間を設ける工法に、どの時点で、誰が、どのような手続きで、変更したのか。盛り土に代えて地下空間とすることは、盛り土を提言した外部有識者による専門家会議で否定されている。にもかかわらず、なぜその工法を選んだのか。食の安全・安心などを確保するために、一刻も早く経緯を調査する必要がある。このためPTを立ち上げた。現場調査や関係者からの聴取を進め、早急な対策を都に求めていく。

――豊洲市場を緊急調査したが。


上野 「調査なくして発言なし」「現場第一」の公明党として、市場長から説明を受けた2日後の14日に現場を調査した。青果棟や水産卸売場棟、仲卸売場棟の地下空間を確認し、地下水のモニタリング調査の現場や、水位、水質を監視する「地下水管理システム」の試運転の状況なども調べた。地下空間にたまっている水が、外壁などから伝ってきた雨水なのか、それとも8月の豪雨により上昇した地下水なのか。現場でその水と、むき出しになっていた床の砕石を採取し、汚染の有無などの分析を専門機関に依頼した。


土木・ 建築の専門家による対策急務

――今後の取り組みは。


上野 都は専門家会議の委員に再び調査を依頼するとしているが、専門家会議とは別に設けられた汚染対策工事の工法を評価する技術会議の委員も加えて調査するべきだ。

専門家会議の委員は、水質や土質、有害物質の専門家だ。盛り土に代わり構築された地下空間の構造物が、盛り土によって汚染物質を封じ込める対策と同等もしくは同等以上の効果があるかを検証するには、土木や建築などの専門家による調査も必要不可欠だからだ。

公明党は、原因究明、再発防止、食の安全・安心を守る対策の再構築などに全力で取り組んでいく。

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