e夏季議員研修会 活動報告から

  • 2016.08.26
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年8月26日(金)付



避難解除1カ月余 復興へ"全党一丸"
福島・南相馬市 志賀 稔宗 議員



私が住んでいた福島県南相馬市小高区は、東京電力福島第1原発事故で避難指示区域に。これまで借り上げ住宅で避難生活をしながら議員活動を展開してきました。7月12日には小高区と原町区の一部で避難指示が解除され、復興へ大きな一歩を踏み出しました。

対象住民は1万人超。これまで避難解除された自治体で最大規模です。住民には歓迎の声がある一方で、除染や環境整備が不十分で時期尚早との意見も根強くあります。

そんな状況の中、公明党全国議員団会議の太田昭宏議長は7月23、24の両日、先の参院選で当選した三浦信祐・党青年局次長、真山祐一衆院議員らと現地を訪問。帰還住民と懇談会を相次いで持ち、「買い物に便利なスーパーの整備を」「医療を充実してほしい」「若者が戻れるための雇用などの生活環境の整備を急いで」といった切実な声に耳を傾けてくれました。

その後、相談内容が太田議長から若松謙維復興副大臣(当時、公明党)に伝えられ、復興庁の職員と共に現地へ来て直ちに対応。高木陽介経済産業副大臣(公明党)も、ロボット産業の先進的な取り組みをしている菊池製作所の南相馬工場を25日に視察し、「イノベーション・コースト構想」実現へ奔走しています。

今回、参院議員を勇退した荒木清寛氏にも、復興担当として何度も足を運んでもらい、被災者の心に寄り添ってもらいました。先が見えない苦悩の中でどれだけ勇気づけられたか。感謝の思いでいっぱいです。

4年後の東京五輪・パラリンピック開催のときには、見事に復興・創生した南相馬市を国内外の皆さんに見ていただけるよう、いま再び新たな決意で先頭に立って闘います。

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