e福島再生へ現場主義貫く

  • 2016.08.24
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年8月24日(水)付



経済産業、内閣府副大臣 高木陽介氏



―副大臣再任の抱負を。

2014年9月に副大臣とともに福島県の原子力災害現地対策本部長を拝命してより、これまで160日間にわたり福島の現場に入り、被災者第一の復興施策を進めてきました。再任に際し責務の重みを胸に刻み、時間の経過とともに変わる被災者一人一人の思いを真摯に受け止め、現場発の施策を推進する決意を新たにしています。

また、経済再生を最重点に置く政府の一員として、景気回復を果たす上で軸となる中小零細企業の支援策を充実させ、実感を地方や家庭まで届けられるよう最大限に努力していきます。

―福島再生のカギは。

廃炉・汚染水対策の着実な前進なくして福島の再生はありません。長い年月を要する廃炉作業を国民の理解を得ながら安全に進め、帰還や生活再建の道筋を示すことが大切です。対策が着実に進ちょくしている現状を、被災者や国内外に正確かつ目に見える形で情報発信し、風評被害の払拭にも政府一体で取り組みます。

―避難区域への対応も重要です。

現在、帰還困難区域以外の避難区域で現場の理解を得つつ、順次、避難解除を進めています。被災者の懸念にお応えしつつ、ハードとソフト両面で生活に不可欠な環境整備を政府を挙げて推進し、帰還される人も新たな生活を送る人も、全ての被災者に光を当てて寄り添った対応に注力していきます。

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