e視覚障がい者 転落事故防げ

  • 2016.08.19
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年8月19日(金)付



青山一丁目駅を視察
党部会・委員会



東京都港区の東京メトロ青山一丁目駅で15日に盲導犬を連れていた視覚障がいの男性が電車にひかれ死亡した事故を受け、公明党の国土交通部会と障がい者福祉委員会は18日、事故現場を調査し、東京メトロと国交省、警察庁の担当者から説明を受けた。

事故が起きたのは改札口を入って右に約10メートルの場所で、亡くなった男性は盲導犬を右手に従え、点字ブロック上を歩いていたが、徐々に左側の線路方向にずれ、転落したという。

東京メトロの担当者は、転落を防ぐホームドアの整備率は現在47%で、事故が起きた銀座線は2018年度末までに渋谷駅と新橋駅を除く全駅にホームドアを設置すると説明。駅員に対しても「改札を通った障がい者への注意喚起を再度徹底していく」と話した。

国交省側は、視覚障がい者らの転落事故が絶えないことから、「今後も障がい者の意見を聞きながら環境整備に取り組んでいく」との考えを示した。

視察後、高木美智代障がい者福祉委員長(衆院議員)らは「再発防止に向け、ハード面での安全対策に加え、障がい者への声掛けなどソフト面での対応策にも全力を注ぐ」と語った。

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