e障がい児に楽しい体験を

  • 2016.08.18
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年8月18日(木)付



まなびのへや バンビーナ松原
夏休み デイ施設で交流
市、県、国で公明 連携し開所支援
山形市



夏休みでも友だちと一緒に遊べるよ――。障がいがある子どもたちが集まり、いろいろな体験に挑戦する場所が山形市にある。そこは、放課後等デイサービス事業所「まなびのへや バンビーナ松原」。このほど、同施設の開設を陰で支えてきた公明党の菊池文昭県議が訪れ、子どもたちと触れ合った。


スイカ割り、サクランボ狩りなど

「みゆちゃん、はるきさん、元気だった?」。施設に入るや気さくに声を掛ける菊池県議に、子どもたちが笑顔で近づいてくる。夏の日差しが降り注ぐ中、この日のお楽しみは「プール遊び」。バンビーナ松原の代表、佐藤奈々子さんが、子どもたちにホースで水をかけると歓声が上がった。

バンビーナ松原は昨年4月に誕生。身体に障がいがあったり、医療ケアが必要な小学生から高校生までの子どもを預かる施設で、定員は30人。3組に分かれ15人の職員で対応している。

佐藤さんは、バンビーナ松原を運営する合同会社「ヴォーチェ」の代表でもある。2013年4月、定員10人で障がい児を預かる仕事を始めた。市内には、重度障がい児を受け入れる児童福祉施設が少ないことから、すぐに定員は満たされた。

障がいのある子どもを育てる保護者から「定員を増やして」との要望が相次ぎ、佐藤さんは「新しい施設を造ろう!」と心に決めた。資金はすでに底を突いていたが、「国の社会福祉施設等施設整備費国庫補助金を活用した県の補助金が施設整備に使えるのでは」と考え、申請のため県庁を訪れた。しかし担当者の答えは「始めたばかりの小さな事業者は対象にならない」との絶望的な言葉だった。

「何としても子どもたちの居場所をつくりたい......」。佐藤さんは、偶然、再会した知人に相談した。その壮年は、すぐに携帯電話で公明党の菊池県議に連絡。すると、菊池県議が佐藤さんの話を聞くため、間を置かずにやってきた。

相談を受けた菊池県議は"電光石火"で公明党の若松謙維参院議員と連携し、補助が受けられるよう、国に働き掛けると、補助対象となる見通しが立った。だが、今度は建設予定地が農地だったため、市から建設が不許可になった。菊池県議は、公明党の折原政信・山形市議と力を合わせ、市に直談判。市側の「施設と隣接する東北文教大学の学生と交流できれば認可」との見解を引き出した。そのことを佐藤さんに伝える一方、地域の有力者にも協力を求めた。

そして、佐藤さんが同大学を訪問。熱意を感じた大学側が施設と交流する協定の締結を了解。これによって市も農地転用を許可し、建設の運びとなった。


来月は蔵王へ登山の計画も

「絶対的に経験が少ない障がい児に、なるべくいろんな経験をさせたい。経験は必ず自信になる」という佐藤さん。バンビーナでは、スイカ割りやサクランボ狩りなど"四季を体感"できる催しを実施。また、歩ける子どもが車いすを押して、全員が力を合わせて5キロを歩いたことも。来月には蔵王への登山も計画している。

保護者は「子どもは子ども同士が一番。仲間と一緒に活動することこそが、元気の源です」と笑顔で語っていた。

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