eがんへの理解広がる

  • 2016.08.02
  • 生活/生活情報

公明新聞:2016年8月2日(火)付



医師招き中学校で講演会
大阪・枚方市



がんに関する正しい知識を身に付け、命の大切さを考えてもらおうと、大阪府枚方市はこのほど、市立第一中学校の3年生全員を対象に、市立ひらかた病院消化器内科の鈴鹿真理医師を講師に招き、講演会を行った。がん教育を推進してきた市議会公明党(岡林薫幹事長)も傍聴した。

講演で鈴鹿医師は「がんは、日本人の死因で一番多いとされている病気だが、漠然とした恐怖を持つだけではなく、きちんと理解してほしい」と強調。がんに関する基本的な知識に加え、生活習慣の改善やがん検診の重要性について説明した。その後、生徒との質疑応答が行われた。

また、同中学校では講演の前後に生徒へアンケートを実施。それによると、「がんの学習は、健康な生活を送るために重要かどうか」という問いに対して、肯定的な回答は講演前の91.7%から講演後は98.1%になった。また、「がん検診を受けられる年齢になったら、検診を受けようと思うかどうか」については、同様に講演前後で83.0%から92.1%に増えたという。

市議会公明党は岡林、上野尚子の両議員が2013年から、議会でがん教育の充実を訴え、全国各地の先進例を踏まえ学校での講演会の開催などを提案していた。

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