e避難中の入所者らへ対応急げ

  • 2016.08.01
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年7月30日(土)付



相模原殺傷事件
三浦氏と党市議団 市長に申し入れ



相模原市の障がい者施設「神奈川県立津久井やまゆり園」での入所者刺殺事件を受け、公明党相模原市議団(加藤明徳団長)は29日、市役所で加山俊夫市長と会い、今後の対応に関する申し入れを行った。公明党の三浦信祐参院議員、佐々木正行県議も同席した。

加藤団長は、被害を免れた入所者のうち「同園の体育館などで避難生活を余儀なくされている人も多い」として、入所者と軽傷者、ショートステイなど施設利用者に必要な受け入れ施設の確保を要望。また、入所者や家族をはじめ、不安を抱いている市民への心のケアとともに、福祉施設などにおける不審者対応マニュアルの作成と訓練の実施を求めた。

加山市長は受け入れ先について県などに対応を働き掛けていく考えを示し、「さまざまな場面で公明党と連携していきたい」と述べた。今年2月に容疑者が措置入院させられた際、大麻の陽性反応があったことに関しては「現在の法律では(警察への)通報義務がない」と指摘。「どこまで公表するかは個人情報であり難しい。仮に事件、事故を起こさなかった場合、本人の退院後の生活が不利な状況になる」として、退院後の対応も含めて措置入院制度を改善する必要性を訴えた。

三浦氏らは「しっかりと現場の声を聞き、必要な対策を進めたい」と述べた。

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