e「さい帯血」で白血病が回復

  • 2016.06.30
  • 生活/生活情報

公明新聞:2016年6月30日(木)付



ありがとう!公明党
京都・福知山市の茂垣とき子さん



ドナー待つ不安の中、勧められ移植

京都府福知山市で公明党員の紹介により、さい帯血の移植を受けた女性が現在、白血病の病状が回復し、「言葉にならないほど、うれしい」と公明党への感謝を語っている。感謝の主は、茂垣とき子さん(69)。彼女にさい帯血のことを伝えたのは、女性党員の福田文代さん(65)だ。

とき子さんに福知山市の市民病院から緊急の電話がかかってきたのは、2012年7月19日。医師から告げられた病名は「急性骨髄性白血病」で、すぐに入院するよう言われたという。

とき子さんの血液型は、AB型のRhマイナスで非常に珍しい。骨髄移植のため夫と子ども2人の血液検査もしたが、型が合わなかった。不安の中で約7カ月間、入院し抗がん剤治療を受けながら、マッチするドナーを待っていた。

そんなとき、親友の福田さんが見舞いに来た。病状を聞いた福田さんは、「絶対に死んだらあかんで」と励ました。そして、公明党が推進したさい帯血移植が白血病に効くという話を思い出し、必死に勧めた。

とき子さんが市民病院の主治医に相談すると、京都市にある社会保険京都病院(現・京都鞍馬口医療センター)の医師を紹介され、とき子さんは13年の3月1日に転院。同月25日、さい帯血の移植手術を受けた。

大きな注射器で背中の腰の部分にさい帯血を注入。移植で血液型がAB型からO型に変わったことで、全身の皮膚がめくれ、生まれ変わったようにつるつるに。はしかや水ぼうそうなどの予防接種も一から受け直しているという。

さい帯血移植から3年余り。「私、いま3歳なんですよ」とほほ笑む、とき子さんは、白血球も赤血球も血小板も正常値に。「体調は本当に順調。顔色も良くなって、こんな年でそんな元気にならんでもええんやけど」と喜びを語る。


「経済的にも助かった」

夫の茂垣健治さん(77)は、「一時は途方に暮れたが、妻が健康になって本当にうれしい」と述べ、公明党が推進したさい帯血移植の保険適用と高額療養費制度のおかげで、入院・治療費など経済的にも助かったという。

地元公明党の足立伸一市議は先ごろ、茂垣宅を訪れ、人生の幾山河を乗り越えた茂垣さん夫妻、福田さんをねぎらい和やかに懇談した。

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