eコラム「北斗七星」

  • 2016.06.02
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年6月2日(木)付



自然災害やテロと並び、われわれの生活に、時として大きな脅威をもたらすのが感染症だ。航空網の発達により、1日もあればウイルスが地球の反対側にまで届いてしまう現代は、常に感染の危機にさらされている状態とも言える◆2013年末、西アフリカで発生したエボラ出血熱は、感染地域の医療体制が不十分だったことや世界保健機関(WHO)の対応の遅れなどから大流行を引き起こし、死者は1万1000人を超えた。致死率が高く、確立した治療薬もない感染症は、世界中を不安に陥れた◆この教訓を基に、先月開かれた伊勢志摩サミットでは、感染症の世界的流行への対応策をめぐり議論が交わされ、WHOなどの国際機関の活動強化を支援することを首脳宣言の付属文書で確認。世界銀行が5億ドル(約550億円)規模の基金を創設し、現地の国や国際機関の迅速な活動を支えることも打ち出された◆戦争や飢餓はもとより、感染症も含めた脅威から人々を守る「人間の安全保障」に向けて、先進7カ国が新たな取り組みを始めることは大きな意義がある◆同じように、日本の政治の現場で、人間主義の旗を掲げ、どこまでも一人の人間に光を当て、寄り添い活動してきたのが公明党だ。参院選に向け、公明党の数々の実績を胸を張り、力強く訴えていきたい。(千)

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