eコラム「北斗七星」

  • 2016.05.09
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年5月2日(月)付



今年は1866(慶応2)年の「薩長同盟」から150年。鹿児島、山口、高知では記念のイベント企画が目白押し。薩摩の西郷隆盛、長州の桂小五郎、土佐の坂本龍馬が再会したら、今の野党をどう語るか。勝手に想像してみた◆坂本「それにしても犬猿の仲がよう手を結んだにゃあ」。西郷「仲介してくれた龍馬のおかげでごわす」。桂「長州は薩摩名義で外国から武器を買い、万年不作の薩摩には長州から米を送ったんじゃ」◆坂本「そう。なんぼ同盟いうたち、互いの信頼がなかったら絵に描いた餅ぜよ」。西郷「新しい日本をつくる、おいたちの志の絆が時代を動かしたのでごわす」◆桂「ところで参院選に向けて、野党候補の一本化が進んどるようじゃが」。坂本「民進党は名前を変えても、相変わらず中身がバラバラや。候補の前に党内を一本化せんといかんちゃ」。西郷「共産党との共闘も、政策そっちのけの野合そのものでごわす」◆桂「民進党は政策の公募も考えたらしいが、自分で練り上げる自信がないんじゃ」。西郷「太い志と信頼がなければ、国民に応えられるはずがありもはん」。坂本「所詮は、わしらと違う偽物の"同盟"やき。よっしゃ。ほんなら最後に、年号(1866)の語呂合わせでしめるぜよ」。3人「一本化 野党共闘 無理無理だ」。(祐)

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