e交通インフラ回復急ぐ
- 2016.05.09
- エンターテイメント/情報
公明新聞：2016年4月30日（土）付
石井国交相が調査 崩落した阿蘇大橋など
石井啓一国土交通相（公明党）は29日、熊本地震によって天井や壁が落下した阿蘇くまもと空港ターミナルビルなど熊本県内の被災地を相次いで訪れ、被災状況などを調査して回った。公明党の県議、市議、町議らが同行した。
このうち、南阿蘇村で石井国交相は、地震に伴う大規模な土砂崩れによって崩落した阿蘇大橋や国道57号を視察。九州地方整備局の担当者から、土砂撤去や国道の仮修復など復旧作業について説明を受けた。
続いて、震度7の揺れに2度も見舞われた益城町へ移動した石井国交相は、西村博則町長の案内で、住宅の被害状況を確認。西村町長は「約5400軒分の解体作業が本格化すれば町だけでは、がれき処理に対応できない」として広域的な協力体制を求めた。その後、石井国交相は、約700人（28日現在）の町民が避難する町立広安小学校の教室で、身を寄せ合う住民を激励して回った。
さらに、甚大な被害を受けた宇土市役所や熊本城のほか、熊本港では海上保安庁が行う給水や入浴などの支援活動を視察。調査後、石井国交相は「一日も早い復旧・復興へ国として全力を挙げていく」と語った。
