e国民のための議論急げ

  • 2016.04.13
  • 政治/国会

公明新聞:2016年4月13日(水)付



TPP特別委
民進の審議拒否に理由なし



公明党の山口那津男代表は12日午前、国会内で記者会見し、民進党の国会対応で衆院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会の審議日程が決まらず、衆参両院の委員会も止まっていることについて、「合理的な理由がない。全く理不尽だ」と厳しく批判した。

山口代表は、TPP交渉参加が民主党政権下で表明されたと指摘。特別委の審議は、TPPが日本の国益を増進させることを具体的に議論し、農林水産業など懸念を持つ人々に対する説明の機会だとして、「国民のためになる議論の軌道に乗るよう、一日も早く正常に戻してもらいたい」と訴えた。

また、民進党が政府から提出された黒塗り資料を批判していることには、「交渉当事者の双方の利益、不利益も絡んでおり、公表しないのが外交交渉の基本的なルールだ」として、「政権を担った民主党で働いた議員が多いのだから、そのことは十分承知しているはずだ。情報開示がないから議論できないというのは理由にならない」と述べた。

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