e18歳の政治参加を応援

  • 2016.03.25
  • 情勢/社会
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公明新聞:2016年3月25日(金)付



全国の高校生代表が「未来会議」
党の若者政策に注目を
公明から山口代表、北側副代表あいさつ



鋭敏な感覚を持った若い皆さんの政治参加を期待したい―。公明党の山口那津男代表は24日、衆院第1議員会館で開催された一般社団法人リビジョン(斎木陽平代表理事)主催の「全国高校生未来会議」であいさつに立ち、公明党の若者政策を説明するとともに、激励の言葉を送った。

同会議は、「18歳選挙権」の導入を前に高校生が政治を考える機会として開催。きょう25日までの2泊3日のワークショップ(参加型講習会)で、公募から選抜された各都道府県の代表ら約150人が、選挙の意義や、地域課題の解決策などを深め合う。

席上、山口代表は、人口減少や少子高齢化、大都市と地方の格差拡大を挙げ「こうした課題に直面する中で、皆さんが、これからの時代をどうつくるかが問われている」と指摘した。

その上で、山口代表は、党青年委員会(委員長=石川博崇参院議員)が全国各地で展開している政策アンケート「VOICE ACTION」(ボイス・アクション)をアピール。党青年委が昨秋行った青年政治意識調査で要望が強かった五つの政策案を紹介し、「特に実現してほしい政策を選んでもらい、回答結果を具体的な政策として提言したい」と呼び掛けた。

また、18歳選挙権の実現に関しては、新たな有権者となる18、19歳の若者が選挙直前の転居で投票できなくなることを防ぐ公職選挙法の改正を報告。併せて「被選挙権年齢の引き下げを進めたい」と述べた。

このほか、山口代表は、2016年度から、大学生などが対象となる無利子奨学金の貸与枠が46万人分から47.4万人分に増えることや、低所得世帯の高校生に対する奨学給付金の拡充を力説。「就職をサポートする『ジョブカフェ』も全国に広がっている」と語った。

最後に「公明党の特徴は全国約3000人の議員によるネットワークだ」と強調。「国民のための政策を進める」と訴えた。

あいさつ後、高校生から「選挙権年齢を引き下げるデメリットは」との質問を受けて、山口代表は「学生の本分は勉強だ。バランスを取って政治的主張をすることが大切」と答えた。

一方、公明党の北側一雄副代表は23日、衆院第1議員会館で開かれた同会議初日のイベントに、18歳選挙権の実現に取り組んできた議員の代表として出席し、あいさつした。

この中で北側副代表は「若者が政治に参加していくことが国にとって大事であり、それが活力を生むことになる」と述べた。

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