e在外邦人の安全に総力

  • 2016.03.24
  • 情勢/国際

公明新聞:2016年3月24日(木)付



国内の警戒態勢強化も
山口代表



公明党の山口那津男代表は23日午前、国会内で行われた党参院議員総会であいさつし、ベルギーの首都ブリュッセルで起きた同時テロについて、「断じて許すことができない暴挙だと激しい憤りを感じる」と述べた。

この中で山口代表は、過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した同時テロにより、死者30人を超え、日本人にも重軽傷者が出る甚大な被害状況に触れ、「在外公館の態勢を整え、情報収集や邦人保護に当たってもらいたい」と訴え、政府に対し在外邦人の安全確保に総力を挙げるよう求めた。

その上で、在外公館に勤務する外務公務員の給与法が、この日の参院本会議で成立したことを踏まえ、「外務公務員が体を張って世界で活動できる態勢を国として支援していかなければならない」との考えを示した。

また、国内のテロ対策も強化する必要性を指摘。特に、5月の主要国首脳会議「伊勢志摩サミット」や、その関連閣僚会合などを控え、出入国者が増えることから、「国内の警戒態勢に万全を期すことに、与党として政府と共に責任を果たしていく」と力説した。

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