e竜田―富岡、17年中に再開

  • 2016.02.24
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年2月24日(水)付



R常磐線、計画を前倒し
復旧協議会で若松、高木副大臣 「復興のシンボルに」



JR常磐線の早期全線開通をめざす国と地元自治体、JR東日本でつくる「復旧促進協議会」が23日、都内で開かれ、JR東日本は東京電力福島第1原発事故の影響で福島県内で不通となっている常磐線竜田(楢葉町)―富岡(富岡町)について、2018年春までとしていた開通時期を17年末に前倒しする考えを明らかにした。

常磐線で唯一、再開時期が決まっていない浪江(同県浪江町)―富岡間の除染状況についても、JR東日本は、昨年8月から実施した試験除染の結果、放射線量低減の効果が認められたことから、今後、本格的な除染を進めていくと報告した。除染廃棄物の仮置き場の確保などについては、周辺自治体とも協力して取り組むことになった。

冒頭のあいさつで、同協議会座長の若松謙維復興副大臣(公明党)は、「常磐線の早期復旧・運転再開は、復興のシンボルだ。実現すれば、被災地にとって明るいニュースになる」と強調。同副座長で原子力災害現地対策本部長の高木陽介経済産業副大臣(同)は、「(関係者が)一堂に会して、さまざまな課題を共有しながら進めることが最も大切だ」と語った。

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