eコラム「北斗七星」

  • 2016.02.16
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年2月16日(火)付



テレビ中継が入る予算委員会の審議は、国会論戦の花形といわれ、注目度が高い。それだけに言いがかりや揚げ足取り、はては醜悪なスキャンダル攻撃の場と化す時もある◆2006年2月16日の衆院予算委員会では、民主党議員が偽の送金指示メールを材料に「カネで魂を売ったのか!」と一私人にすぎない自民党幹事長の子息を攻撃。質問した民主党議員は議員辞職に追い込まれた。民主党執行部も総退陣する結果に◆10年も前の事件が思い出されるのは何故か。経済再生、震災復興、軽減税率、TPP、社会保障、安全保障など課題が山積し、理性的かつ建設的な論戦が強く求められている中で、今なお事実をねじ曲げた「批判のための批判」が後を絶たないからだ◆言論は政治家の最大の武器だが、信なき言論煙のごとし。国民の信託にこたえ真摯な議論を行うには、ハーバーマス(ドイツの社会哲学者)の言う「話者の誠実性」が欠かせない。誠実性とは、言っていることとやっていることの間に乖離がないということだ◆国会は合意形成の場である。公明党は、「歴史の評価に耐えられる国会論戦」(山口那津男代表)めざし断固闘う。議会政治の父・尾崎行雄は喝破した。「政治家に敵を陥れるための策略に費やす時間などあるものか。目下の課題に全力をあげよ」と。(鈴)

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