eコラム「北斗七星」

  • 2016.02.10
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年2月10日(水)付



生活現場の視点から、きめ細かな施策を提言し、実現力を発揮する公明党の女性議員。各地でその活躍が光る◆愛知県のある女性町議は17年前に初当選。他会派の女性と共に議会初の女性議員となったが、4年後に再選された時は女性議員が同町議1人に。以降、孤軍奮闘。特に、開かれた町議会をめざし議会改革に挑み続け、町民参加の議会報告会などを実現させた。だれにでも誠実に接する同町議の姿勢が、他会派の男性議員に信頼を広げ、改革を進めたことに感銘した◆名古屋市の女性市議は議会質問で、胃がん検診の受診率向上へ新たな事業を提案。それは、一つの検診につき500円の自己負担で受けられる同市の「ワンコインがん検診」に胃カメラ検査(内視鏡検査)を追加すること。この提言を受け市は2016年度から、50歳以上の市民を対象に実施する方針を固めた◆「ワンコインがん検診」は、職場などで受診する機会のない市民を対象に6種類のがん検診を実施。しかし、バリウムを飲むエックス線検査による胃がん検診の受診率は10.6%(14年度)と低い。同市議はエックス線検査に苦痛を感じる人がいるなどの実情を指摘し、胃がん検診に胃カメラ検査も導入するよう求めたのだ◆課題を克服するために現場の声を生かす確かな提言が実績を生む。(典)

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ