eコラム「北斗七星」

  • 2016.02.09
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年2月9日(火)付



今年の一族の新年会は、ちょっとした英会話教室になった。話の発端は、外国人から道を聞かれたこと。高校生のおいがスラスラと教えているのを見て驚いた。しかし、本人は「難しい単語は何もいらないし」と涼しい顔。居合わせた若い世代も、同じような反応だ。自分たちとはずいぶん違うなあ、と親たちみんなで感心した◆先日、文科省が昨年6―7月に行った中学3年生の英語力のテスト結果を公表。「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能について、短く簡単な文章や話の読み書きや聞き取りができる英検3級程度に達したのは2~4割程度と、目標とする5割には届いていないことが分かった◆一方、仕事の中で英語力を要求されることが着実に増えている。転職経験者への調査(2014年)によれば、「英語力の有無で、応募できる求人の数に違いがあると感じたか」との問いに、ほぼ半数が「感じた」と答えている◆ある国際比較で日本人の英語力は70カ国中30位。「まあまあ」という評価だが、コメントは厳しい。「英語が国際コミュニケーションの道具であるという意識付けが乏しい」との指摘だ◆確かに。道を聞かれたくらいで腰が引けていては、どうしようもない。20年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、密かに決意した。(繁)

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