eコラム「北斗七星」

  • 2016.01.12
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年1月9日(土)付



昨年は取材で沖縄の島を数多く回らせてもらった。島によって文化も言葉も違うが、住民一人一人が生き生きと輝いているのは、どの島も共通だ。今年はどんな出会いがあるだろうか。今から期待に胸が膨らむ◆昨年末に訪れた西表島(沖縄県竹富町)での出来事。地元議員らと食堂で昼食を取っていると、店に入ってきた婦人が「はい、プレゼント!」と、本紙を手渡してきたのだ◆同島は沖縄本島から南西約400キロに位置。沖縄本島で印刷された新聞は、飛行機や船を乗り継ぎ、昼過ぎに読者の手元に届く。配達してくださる方への感謝は尽きないが、同時に、そんな島で新聞拡大に挑む議員や党員・支持者がいることに誇りを感じた◆住民の要望を聞き逃すまいと懸命にメモを取る議員の姿も印象的だった。政治は空理空論ではない。地域のためにどう行動し、何を残したかが重要だ。小さな声から政治が動いた例は数多い◆沖縄は今年、重大な選挙が続く。宜野湾市長選(1月24日投票)は、公明、自民推薦の現職と、革新政党などが支援する新人の一騎打ちに。行財政改革を断行し、産業を発展させ、雇用の増加や税収増を実現させた現職の勝利が、宜野湾の未来には不可欠だ。6月は県議選も実施される。「沖縄が勝てば全国が勝つ」。一つ一つ勝利を積み重ねたい。(治)

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