eコラム「北斗七星」

  • 2016.01.08
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年1月8日(金)付



「あの時は、この方法でうまくいった」。だれにもそんな成功物語がある。民主党にとっては、与党との「全面対決」がそれである◆この党は、2007年2月に発覚した年金記録漏れ問題を"武器"に、国民の不安をあおり、同年7月の参院選で圧勝した。この結果、民主党などによって、日銀正副総裁の人事が参院でたびたび否決されたことは記憶に新しい◆テロ対策としてインド洋で実施されていた海上自衛隊の補給活動も中断した。世界金融危機に伴う打撃から国民生活を守らなければならない日本の政治は、政権奪取を最優先する民主党に翻弄され続け、09年衆院選で政権交代に至ったのである◆3年半、失政続きとはいえ、与党を経験した現在の民主党に、自公政権と徹底的に対決する材料はあるのだろうか。民主党の非現実的な年金案は「使いものにならない」ことが判明している。平和安全法制や、環太平洋連携協定(TPP)、消費税の税率アップに伴う軽減税率などを取り上げ、政府与党を攻撃するしかない◆集団的自衛権の行使容認は民主党政権の時代にも議論され、TPP参加や消費税率アップは同党政権もめざしたもので、政策の根幹部分で反対できないはずだ。厳しく対決するパフォーマンスを演じても、その"ネタ"は国民に見破られることだろう。(山)

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