eコラム「北斗七星」

  • 2016.01.04
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年1月4日(月)付



絵を描き始めてから70年間、野外での写生に挑み続けた洋画家の中川一政(1893―1991)。以前、同氏が80歳を超えてなお、箱根の山に出かけ描き上げた大作「駒ヶ岳」を鑑賞し、活力あふれる筆致に感服した◆北國新聞に連載された随筆で同氏は「画(え)をかくというのは、記録を作ることだよ」と述べ、現場の感動を描く写生への意気込みをこう記した。「ものに直接ぶつかって描くのと、想像で描くのとでは、気合がまるで違うんだ」(『独り行く道』求龍堂)と◆公明党議員も現場の課題をくみ取り、迅速に動く闘いを積み重ねている。市議を5期務めた議員OBは市議当時、手作りの市政リポート(A4サイズのチラシ)を必ず届けてくれた。同リポートは地域の課題解決や主張が実った成果などを伝える"奮闘記"。計540号に達し、党員らに丁寧に手渡す姿が記憶に残っている◆定例会の質疑内容をはがきに印刷した議会通信も4000人に年数回郵送。こうした情報発信を始めたきっかけは市議に初当選した直後、支持者から「顔の見える議員に」と励まされたこと。同通信を大切な記録として保管している人も◆新年早々、勢いよく街頭演説に飛び出し、闘いを開始した公明党議員。地に足を着けた活躍を現場から発信し勝利の記録を刻んでいきたい。(典)

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