e省エネ技術で協力深化

  • 2015.11.30
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年11月30日(月)付



高木副大臣 日中の環境フォーラムで



日中両国の政府、民間企業関係者らが環境分野での技術協力を話し合う「第9回日中省エネルギー・環境総合フォーラム」が29日、都内で開かれ、日本の省エネ技術の導入など26のプロジェクトを具体的に進めていくことで合意した。会合には、高木陽介経済産業副大臣(公明党)や中国国家発展改革委員会の張勇副主任らが出席した。


席上、高木副大臣は日中両国が世界有数のエネルギー消費国であることに言及し、両国は「世界的な課題であるエネルギー・環境問題の解決に大きな責任がある」と指摘。問題の解決に向けて「互いの知見を共有し、協力関係を深化させていくことが期待される」と強調した。


中でも、太陽光発電などを活用して、エネルギーの地産地消を行う「スマートコミュニティ」の分野での協力体制を「積極的に進めていきたい」との考えを示した。


張副主任は、中国の省エネや環境保全に関する産業が「ここ数年で急速な発展を遂げている」として、「中国の市場の優位性と日本の先進技術を融合し、省エネや環境保全が新たなステージに向かうことを期待している」と述べた。

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