eコラム「北斗七星」

  • 2015.10.23
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年10月23日(金)付



「何で女子はお中元とかお歳暮みたいにもらわれなあかんの?」。豪商の家に育つ少女あさは、嫁ぎ先が決まっていることに疑問を持つ。祖父忠政はあさを褒め「『何でや』と思う人間がな、世の中を変えていくねん」と答えた。NHK朝ドラマ『あさが来た』の一場面◆2004年のきょう、新潟県中越地震が起きた。家を失った人の願いは住宅再建。そんな中、多くの人が「何でや」と思ったのが被災者生活再建支援制度の使いにくさ◆住宅が全壊した世帯等に支援金を支給する同制度は、公明党などの推進で1998年にできた。その後、支援金は上限300万円に。しかし国は"個人財産である住宅本体の再建に税金は使わない"との考えから支援金の使い道を制限。手続きも煩雑で、限度額までもらう人は少なかった。公明党は、被災者の「何でや」の思いを胸に、制度改正を訴えてきた◆2007年、能登半島地震と新潟県中越沖地震が発生。公明党の主導で同年、制度改正が実現した。支援金は使い道自由の定額支給にし、所得制限もなくした。改正前に起きた両地震にも適用。東日本大震災では約19万世帯に支給された◆消費税の軽減税率。還付方式の財務省案は、公明党の「何でや」で撤回に。公明党は一人一人の「何でや」に耳を傾け、政治を変えていく。(直)

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