e金融、投資で意見交換

  • 2015.10.16
  • 情勢/国際

公明新聞:2015年10月16日(金)付



山口代表 胡国家開発銀行会長、金AIIB次期総裁と会談



【北京15日】公明党訪中団の山口那津男代表、赤羽一嘉国際委員長代理(衆院議員)、西田実仁広報委員長(参院議員)は15日、北京市内で国家開発銀行(CDB)の胡懐邦取締役会長、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群次期総裁と相次ぎ会談し、日中の金融協力などについて意見交換した。


胡会長は、開発銀では日本との協力を重視していると述べるとともに、「中国企業の日本への投資を支援している。両国の金融協力は、関係改善の上でも必要だ」と述べた。


山口代表は、政治と経済は密接不可分な関係にあると指摘。「両国の関係改善の流れをより確かなものにするため、努力したい」と強調した。その上で、CDBの役割は日本企業や日中の貿易においても有益だとの認識を示した。


一方、金氏との会談で山口代表は、アジアのインフラ需要に応えていくためには、AIIBとその他の金融機構は相互に補完し合うことが重要だと指摘し、「質の高いインフラ投資を支援していきたい」と述べた。


金氏は、日本の一部からAIIBに対する懸念が示されていることに言及。「参加の有無にかかわらず、今後の方向を見てもらえれば安心するはずだ」と強調した上で、「来年の第1四半期に来日し、各界の人々と意見交換したい」と表明。山口代表は歓迎の意向を示し、「今後、多くのプロジェクトが予想される。相互に協力していけると期待している」と応じた。

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