e安倍改造内閣が発足

  • 2015.10.08
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年10月8日(木)付



初入閣9人 公明から石井国交相


自民、公明両党の連立による第3次安倍改造内閣は7日夕、皇居での認証式を経て発足した。


主要閣僚を中心に9人が留任し、政権の骨格を維持した。閣僚交代は10人で、初入閣は9人。女性閣僚は3人となった。公明党から石井啓一政務調査会長が国土交通相として入閣した。


内閣改造に先立ち、公明党の山口那津男代表は首相官邸で安倍晋三首相(自民党総裁)と会談。「1億総活躍社会」の実現など「アベノミクス第2ステージ」に全力で取り組む方針を確認した。


会談の中で安倍首相は、「アベノミクス第2ステージをめざすために、内閣改造を行った。安定性、継続性を重んじ、新しい推進力を得て、しっかり進めていきたい」と強調。山口代表は「与党として、しっかり支えて国民の期待に応えていく」と応じた。


また、両党首は、日米など12カ国が大筋合意した環太平洋連携協定(TPP)について、国民にメリットとなる部分を周知し、農業者などの不安払拭へ対策に万全を期すことを確認した。


党首会談終了後、記者団に対し山口代表は、1億総活躍社会の実現へ、安倍首相が掲げた(1)国内総生産(GDP)600兆円(2)希望出生率1.8(3)介護離職者ゼロ―の目標に言及。このうち介護離職者ゼロに向けては、団塊ジュニア世代の離職を防ぐために、「これから効果のある対策をしっかりつくっていこうという(安倍首相の)意気込みを感じた」と述べた。


また、公明党の石井政調会長が国交相として入閣したことについては、「政調会長を務め、政策面で安定感のある役割を果たしてきた。われわれの一つ下の世代を中心に党に新たな活力を生み出す先頭ランナーとして頑張ってほしい」と語った。


内閣改造の顔触れでは、新設された1億総活躍担当相に加藤勝信・前官房副長官を起用。女性閣僚では、沖縄・北方担当相として島尻安伊子参院議員、環境相として丸川珠代参院議員が初入閣した。

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