eコラム「北斗七星」

  • 2015.09.11
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年9月11日(金)付



この夏、マスコミは連日にわたり『戦後七〇年に憶う』といった企画を打った。国会では安保法制をめぐる議論の真っ最中だったから余計である。テレビ画面ではさまざまな意見が交わされ、新聞紙上は私見で埋まった。といって安全保障関連法案に対する国民の理解度が深まったかといえば、十分とは言えない面もある◆先日、地元の党員・支持者が日曜日を利用し『安保法制とは?』をテーマに勉強会を開催した。「分からない」「難しい」とばかり言っていないで法案の内容について積極的に学ぼうと、地元の女性区議に講師を依頼し自主的に開いたものだった。15人ほどが参加した◆テキストは8月30日付日曜版のマンガ『国民守る平和安全法制』だ。講師の区議は5期目でキャリアは十分だし、街頭演説もよく行うので弁も立つ◆区議が話したポイントは3点だった。第一に国際情勢の変化による法整備の必要性。第二に、「戦争法案」ではなく「戦争防止法案」という法案の性格付け。そして、渡部恒雄氏(東京財団上席研究員)ら識者の評価の紹介である◆一時間程度の勉強会だったが、参加者の中には、小紙を購読していない方もいる。「普段の情報不足を補うことができた」との声の一方で「大事な問題だからもっと勉強会を開いてほしい」との要望が出た。(流)

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