eコラム「北斗七星」

  • 2015.09.01
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年9月1日(火)付



きょうは「防災の日」。1923(大正12)年9月1日に発生し、10万人を超す死者・行方不明者を出した関東大震災を踏まえ、地震や台風高潮、津波などの災害に対処する心構えをする目的で制定された◆災害による被害をできるだけ少なくするためには、国や自治体が取り組む「公助」、地域などで助け合う「共助」とともに、自分と家族の命を自ら守る「自助」が欠かせない◆その柱の一つが「家の中の安全対策」。阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などでは多くの人が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったためだ。これについては、本紙8月23日付6面トップで取り上げ、「今年こそ家具の転倒防止策や配置見直しを実行したい」など数多くの反響を頂いた◆もう一つは、災害時の電気・ガス・水道などライフラインの停止や緊急避難に備えた「備蓄品と非常用持出品の用意」だ。こちらは総務省消防庁ホームページの「防災お役立ちツール」に、1人1日3リットルの飲料水3日分や、レトルト食品、下着などの「備蓄品」と、最低3日分の飲料水と缶詰などの食料品、貴重品、懐中電灯、持病薬など「非常用持出品」の各チェックシートがある。これを参考にしながら準備したい◆「防災対策は、わが身、わが家から」の気概で、万全の備えを心掛けたい。(翼)

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