e経済の好循環さらに促進

  • 2015.07.31
  • 情勢/経済

公明新聞:2015年7月31日(金)付



最低賃金引き上げで強調

山口代表



公明党の山口那津男代表は30日、東京都新宿区の党本部で開かれた中央幹事会であいさつし、自公連立政権の下で景気回復と賃金上昇が進んでいるとして、経済の好循環に一層取り組んでいくと訴えた。


山口代表は、財務省が29日の財務局長会議で、全国11地域の景気の総括判断を「緩やかに回復している」と上方修正し、地域別でも全ての財務局が「回復」と判断したことに言及。個人消費や雇用情勢が改善している点も強調した。


その上で、厚生労働省の中央最低賃金審議会が、2015年度の最低賃金(時給)引き上げ幅の目安を全国平均18円にすると答申し、その通りに上乗せされれば最低賃金が全国平均で時給798円となることを挙げ「特に、非正規労働者の賃金単価を上げていく状況になる。有効求人倍率の上昇と相まって、賃金上昇が全国に広がっていくことを期待したい」と述べた。


一方、中小・小規模企業については「賃金が上げにくい状況にも配慮しなければならない」と指摘し、「中小企業対策をしっかり実行していく」と力説した。


さらに山口代表は、政労使会議などを活用しながら「賃金上昇を引き続き促していく」と表明。賃金上昇によって消費活動が拡大し、景気が上向いて税収が確保されるとの好循環を「さらに進めたい」として、16年度予算の編成や税制改正に「党の総力を挙げる」と主張した。

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