eコラム「北斗七星」

  • 2015.06.22
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年6月22日(月)付



外国人旅行者を地方へ呼び込む「広域観光周遊ルート」を太田昭宏国土交通相(公明党)が認定発表。テーマやストーリー性を持つ7ルートの一つに選ばれた「せとうち・海の道」エリア内の香川県などで、歓迎の声が上がっている◆自然風景やアート、食文化を売り込む同ルートは、外国人延べ宿泊者数の年間目標を2020年までに13年の3倍、360万人と設定。ハード、ソフトの両面から受け入れ態勢の整備などを加速させるという◆ニュースを知って思い出したのは、3年半前の「公明党瀬戸内海フォーラム」。香川県観光協会の梅原利之会長(当時)は「京都から西の西日本に観光客を呼び込む瀬戸内海を核にした『エメラルドルート』を提案している」と、その豊かな可能性を語っていた◆認定発表の同日には、来年3月に開幕する第3回瀬戸内国際芸術祭の出展作家などが発表され、北川フラム総合ディレクターは東京オリンピックの前年に開催予定の第4回にも言及。「スポーツは東京が、文化は瀬戸内が中心となるような活動を続けたい」と◆政府がめざすのは、20年までに訪日客年間2000万人の達成。太田国交相は「各地の魅力ある資源を磨き、連携して海外に発信する」と、今後5年間の集中的な支援を表明した。観光立国への取り組みを全力で進めたい。(祐)

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ