eコラム「北斗七星」

  • 2015.06.17
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年6月17日(水)付



最近、ご近所の知り合いが、ようやく公明党の支持者に。意を決して公明党の成り立ちや政策を話したら、「やっと話してくれたね」とにっこり。「公明党のことは何十年も見てきた。きちんと住民、国民のことを考えている。ようやく納得した」と打ち明けてくれた◆舞台は違うが、外交にも似たようなことがある。魅力ある文化などがその国の理解者をつくり、外交政策についても支持者を増やす力になる。「ソフトパワー」だ。また、理解者を増やす取り組みを「文化外交」と呼ぶ◆日本文化に対する海外の評価は高い。しかし、それが外交政策への支持になかなか結びつかない。「別の議論だ」と東京外国語大学の渡邊啓貴教授は述べる。かといって政策を広報するだけでも不十分◆「政策を真に理解し、支持者になってもらうだけの土壌を築いていく日常的な努力が不可欠」として、具体策として親日的な有識者や日本研究者に称号と研究助成金を提供する「ジャパンチェアー」を提唱する。それにしても、大切なのは、粘り強い「対話」だと強調する(公明グラフ夏季号)◆知り合いも、公明党のことは親戚から、ことあるごとに聞いてきた。その積み重ねがあってこそだろう。臆せず、伝えるべきことをきちんと伝える「対話」の大切さを改めて感じた。(繁)

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