e避難者見舞い要望受ける

  • 2015.05.31
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年5月31日(日)付



江田、秋野氏が屋久島入り 

党口永良部島災害対策本部 



公明党口永良部島噴火災害対策本部の江田康幸本部長代理(衆院議員)と秋野公造事務局長(参院議員)は30日午前、同島民が避難する屋久島(鹿児島県屋久島町)に入り、避難所で一夜を過ごした被災者を見舞うなど、精力的に課題や現状を探った。これには、党県対策本部の持冨八郎本部長、成尾信春、松田浩孝の各県議が同行した。


一行は避難所の一つ、宮之浦地区の高齢者福祉施設「縄文の苑」を訪問。本村地区から避難してきた70代女性は「ずっとここで生活はできない。きょう午後の便で鹿児島市内の親戚の家へ向かう」と、先行きの見えない避難生活に不安な表情を浮かべた。


また、一行は宮之浦港へ向かい、親類を頼りに同市内などに避難場所を移す島民らを激励。その一人、渡辺定さん(60)は「これから台風シーズンなのに雨戸も閉めずに逃げてきた。本当は一日も早く島に帰りたい」と語っていた。


続いて宮之浦公民館では、神奈川県から口永良部島へ移住してきた古賀尚登さん(40)らを激励。「島に帰れなければ住まいや仕事を失ってしまう......」と肩を落とす古賀さんは、噴火の影響で島が無人化しないよう支援策を求めた。


この後、一行は町役場で荒木耕治町長と意見交換。荒木町長からは、屋久島内に避難施設を整備することや、口永良部島の番屋ヶ峰(避難所)付近へのヘリポート移設などの要望が寄せられた。


視察を終えた江田氏は「避難生活の長期化を視野に入れた具体的な支援策を県や町と連携しながら進めていきたい」と語った。

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