eコラム「北斗七星」

  • 2015.05.22
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年5月22日(金)付



公明党本部の玄関前には、今も「統一地方選挙対策本部」と書かれた大きな看板が掛けられている。統一選は先月26日で終了した。しかし、かつて統一選として行われていた自治体の選挙が、まだ終わっていないからだ◆東日本大震災を受け、被災地を対象にした地方選の延期を可能にする特例法が、2011年3月18日に成立。本来は統一選として実施されるはずだった被災3県(岩手、宮城、福島)などの首長選や議会選が、その年の夏以降に行われた◆4年前に延期実施された自治体のうち、公明党は今回、3県議選や仙台市議選などに候補者を擁立する。選挙日程は7月から11月にかけてさまざま。その選挙を勝ち越えて"公明党としての統一選"は終了する。党本部玄関前の看板もお役ご免となる◆被災3県のほかにも、統一外の地方選挙が今後も全国各地で順次行われる。選挙戦に挑む以上は、公明党の候補者こそ「地方創生」の担い手にふさわしいことをアピールし、全ての選挙で勝利を期したい◆先の統一選では、わずかな票差が当落を分けるケースが相次いだ。また、17日の大阪市の住民投票や7日の英下院選挙では、事前の世論調査と開票結果との違いが注目を集めた。情勢報道に左右されず、最後まで執念の拡大に徹し抜くことを、あらためて肝に銘じたい。(幸

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