eコラム「北斗七星」

  • 2015.05.18
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年5月18日(月)付



公明新聞への問い合わせは連日、全国からあるし時には身近な方からも受ける。先日は近所の読者から「いい話が載っていた。詳しく教えてほしい」との電話があった。相手は90歳を超えるおばあちゃん。自宅に伺うと、『注目される「まちの駅」』という文化欄の記事の切り抜きを手にして待っていた(4月24日付)◆「まちの駅」というと「道の駅」と間違えられそうだが、「道の駅」は幹線道路沿いに設置される多機能型の施設。「まちの駅」は、街の中の人と人との出会いと語らいの場◆地域のお年寄りや小さな子どものいるお母さん、買い物客が自由に休憩したり、おしゃべりする場に商店街のお店などを生かそうというもの。筆者の全国まちの駅連絡協議会事務局長・橋本正法さんが紙面で紹介した「まちの駅」も、障がい者就労施設の軽食・喫茶店とクリーニング店だった◆ただ、くつろいだ時を過ごすために必要なのがトイレだが、おばあちゃん一家は商店街にトイレ付き事務所を所有している。小紙を読んだ時に「高齢者やヤングママが多い地元にピッタリの企画」と胸躍るような思いになったとか◆息子さんの案内で関東周辺の「まちの駅」の"視察"も終えたそうだ。結論は家族会議待ちとはいえ、ここまで小紙を活用しようとする読者にまずは大感謝である。(流)

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