e女性の力で地域に新風!

  • 2015.05.11
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年5月10日(日)付



公明新人議員が奔走



4月の統一地方選で初当選した新人議員がいち早く、住民相談や現場視察などに取り組んでいます。「大衆とともに」の公明党の立党精神を胸に、公約実現に奔走する女性新人議員4人の姿を紹介します。



北海道議会 中野渡志穂さん


"心"に寄り添う政治を


全国屈指の激戦を勝ち抜き、北海道議会公明党では初の女性議員となった中野渡志穂さん(札幌市北区選挙区)。「悩み苦しむ人の"心"に寄り添う政治の実現を」との決意のままに、地域の最前線を奔走する。


現在5人の娘を育てる母親であり、臨床発達心理士として2000組以上の親子の相談に対応してきた"心の専門家"。「育児はあまり思い詰めず、リフレッシュしながら」「遊びの中で少しずつ言葉を身に付けさせて」。子育てママの悩みや疑問に親身に応じ、一つ一つ具体的にアドバイスを送ってきた。


日々、寄せられる子育て支援策拡充への要望に、「地域や家庭、学校をつなぎ、本当に困っている人をサポートできる社会に」と力強く語る。これまで培った知識と経験を存分に生かし、"笑顔輝く北海道"の構築を誓う。



新潟県議会 安沢 峰子さん


農業振興へ現場の声聞く


「実績を一つでも多く残し、皆さまに恩返しする」と抱負を語る安沢峰子新潟県議(長岡市・三島郡選挙区)。昨年まで農水省北陸農政局に勤め、コメの消費拡大や食育推進などに取り組んできた"農政のプロ"だ。この経験を生かして、農業の振興に取り組んでいく。


このほど安沢さんは、長岡市小国町にある育苗施設を訪れ、施設を運営する有限会社ウイングの羽鳥始社長らに話を聞いた。ここではコメや野菜の種を苗に育てて農家に供給している。


安沢さんは農業の活性化について羽鳥社長と意見交換。同社長は収入の安定が必要なことを強調するとともに「安全でうまいもの、なおかつ特色のあるものを作り、生き残るしかない」と訴えた。安沢さんは「農業を元気にするため、現場の意見を聞いて、県に提案していく」と述べた。



大阪市議会 山本 智子さん


"希望の介護"へ新しい力


激戦区・大阪市議選北区(定数3)を見事な逆転劇で制し、新旧交代を果たした山本智子さん。選挙戦では、介護福祉士の経験から福祉の充実を軸に訴えた。特に「地域包括ケアシステム」の実現は"一丁目一番地"の公約。当選直後から活動に乗り出した。


1日には、過密スケジュールを押して、若手の介護職員らとの懇談の場に飛び込んだ。「地域の福祉を支える人材が最も大事」との信条からの行動だ。話に耳を傾けると、現場の実情が浮かび上がってくる。


懇談では「たびたび人が入れ替わる。人材不足が深刻だ」「給料が上がらなければ、家族を養うにはしんどい」などと切実な声も。


「介護職員の待遇改善はもちろん、元気な高齢者の活躍支援も喫緊の課題」と山本さん。希望を持てる地域の要は「介護の充実」と新しい力が最前線を走る。



熊本市議会 三森 至加さん


娘の障がい市政に生かす


熊本市議選(中央区)で初当選した三森至加さんは、障がいのある娘を育ててきた経験を市政に生かそうと、公約実現へ動き始めた。「障がい者と健常者が共存できる社会」の実現をめざす。


三森さんは7日、社会福祉法人「くまもと障害者労働センター」を訪れた。19人の障がい者と7人の職員が在籍。ケーキやクッキーなどの製造・販売や、カフェの経営を行っている。


倉田哲也代表は、障がい者就労施設が供給する物品の需要促進を目的に2013年4月に施行された「障害者優先調達推進法」について、「受注してくれる学校が増えた。同法のさらなる周知を」と要望。その上で、「三森さんには、障がい者と家族の声を議会に届けてほしい」と期待した。三森さんは「障がい者福祉の専門家をめざして、全力で取り組む」と語っていた。

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