eコラム「北斗七星」

  • 2015.04.27
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年4月25日(土)付



長野県の松本駅前にあった喫茶店「山雅」。この名を取って50年前に発足したのがサッカークラブ「松本山雅」だ。今年、日本サッカーリーグの最高峰、J1への参戦を果たした◆監督は反町康治氏。3年前、山雅がJ2に昇格した年に就任した。有力選手が多くない中で、どうやってJ1へ勝ち上がるか。同氏は選手の走力・持久力を徹底的に鍛えた。J1でも、これで勝負する。「泥臭いこと以外の武器はわれわれにはない。この3年間で培った足を止めずに最後まで走りきって戦うことを続けていくだけだ」(『松本山雅FC J1昇格 2014戦いの全記録』市民タイムス編)◆ボールを追い、相手を追って、全力疾走を無数に繰り返すのがサッカー。体力・気力を消耗し、だれもが苦しい終盤。ここで相手より一歩多く走れるか。そういう選手が一人でも多くいるか。それが試合の鍵を握る◆統一選前半戦の新潟市議選東区では、公明2候補が終盤まで大苦戦。支持者一人一人が最後の最後まで走り抜き、現有議席を死守した。1人は次点と僅差の最下位だったが、投票率が下がる中で公明得票数を約8%増やす大勝利。「もう1票」の執念が結果となって表れた◆あすは後半戦の投票日。一人一人が最後の一日を走り抜き、断じて全員当選を果たそう。(直)

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