eコラム「北斗七星」

  • 2015.04.22
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年4月22日(水)付



毎朝、集団登校の小学生グループとすれ違う。4月から黄色い帽子の新メンバーが加わった。保護者が付き添っているから新入生だろう。青い帽子の上級生と違い表情も少し幼い◆そんな新入生が教室で名前を呼ばれ、手を挙げて元気に返事する写真を少し前の産経新聞1面で見た。この写真に触れ、「写真に、"一目惚れ"することがあります」と書き出す『編集日誌』を翌日の同紙で読んだ◆記事は「紙面はどんな写真を置くかで大きく印象が変わってきます」という。そして紙面編集者の「読者の皆さまへのメッセージ」と。また見る側にとっては感情や記憶を引き出してくれるのが「写真の力」と◆1枚の写真が持つ力。公明新聞は選挙報道で演説する候補の顔写真を大きく載せることがある。懸命さを伝えたいからだ。統一選前半戦でも掲載し、「本当の必死さが表れている」との声を支持者の方からいただいた◆いろいろな力を持つ写真が僅差の勝負を判定する世界がある。例えば陸上の短距離走だ。『「世界最速の男」をとらえろ!』(織田一朗著、草思社)には1000分の1秒の差が1位と2位を分けた戦いがあった◆僅差が勝敗を分けるのは選挙戦も同じ。前半戦も見られた。後半戦の投票日まであと4日。全員当選へ、もう1票を積み重ねたい。(六)

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ