e賃上げで保険も健全化

  • 2015.04.20
  • 情勢/経済

公明新聞:2015年4月18日(土)付



伊佐氏 協会けんぽ財政で強調



衆院厚生労働委員会は17日、医療保険制度改革関連法案の審議を行い、公明党の伊佐進一氏が、中小企業の従業員などが加入する「協会けんぽ」の財政などについて質問した。


伊佐氏は、協会けんぽが最低限積み立てておくべき準備金に関して、協会けんぽ側が賃金上昇率0%の仮定の下で、2017年度に準備金残高が法定の金額(約6000億円)を下回ると試算していることに言及。一方、賃金上昇率を2%以上に設定し、準備金が数年で法定の約2倍になるとした財務省の試算にも触れ「賃金の上昇は、医療保険財政の健全化という観点からも重要だ」と強調した。


また伊佐氏は、紹介状なしの大病院受診に定額負担を求める改革について「主治医機能の強化を車の両輪として進めるべきだ」と訴えた。厚労省側は、大病院とかかりつけ医の役割分担や連携の強化などを進めると答弁。さらに、負担額や例外規定などについて「丁寧に検討する」と述べた。

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