eコラム「北斗七星」

  • 2015.04.15
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年4月15日(水)付



「一邑(一つの村)を奮発震動せん」。吉田松陰は、萩城下松本村の松下村塾で講義を開始するに当たって、このように述べた(松下村塾記)◆古川薫著「松下村塾」(講談社学術文庫)では、松下村塾記に示された松陰の信念の大要を紹介している。「長門は西端の僻地といえども奇傑の人物は必ずここから輩出するであろう。(中略)その目的遂行に献身的努力をはらいたいと思う」。長州は本州西端の地ではあるが、若者たちと共に励み、歴史を回天させる人材育成の根拠地にするとの"建学"の理念が吐露されている◆松陰の予言は、彼の死後において現実のものとなった。その上で古川氏は、松陰の心境を分析する。「松本村という寒村にただよう辺境の劣等感を克服して、そこにすぐれた文化環境を築きあげようとする高い決意にほかならなかった」と◆公明党の地方議員の活躍する舞台も、さまざまだ。その中で、生活現場の課題に真正面から向き合い、住民の声に耳を傾けながら、人が輝く魅力あふれる地域を築くため、日々奮闘している◆党の地方議員を見てきた識者からは、「勉強熱心で、地域のために働こうとする気迫を感じます」(渥美由喜・東レ経営研究所研究部長)とのエールが。現場力と政策実現力を磨き上げ、本格的な地方創生の時代を開きたい。(紀)

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