e難病患者 就労支援さらに

  • 2015.04.10
  • 政治/国会

公明新聞:2015年4月10日(金)付



参院予算委で河野氏
トラック業界の振興急げ



参院予算委員会は9日、「安倍内閣の基本姿勢」に関する集中審議を行い、公明党から河野義博氏が質問に立った。


河野氏は、国の難病対策について、医療費助成の対象となる疾患が、従来の56から今年7月には約300に大幅拡大され、受給者も倍増される見通しだと指摘。「公明党も患者と家族に寄り添い、今回の改革に貢献できた」と強調した。安倍晋三首相は公明党が患者らの声を政府に提言したことに触れ、「(改革の)大いなる後押しになった」との認識を示した。


また河野氏は、患者の就労支援に積極的に取り組むよう訴え、塩崎恭久厚生労働相は、全国15カ所のハローワークに配置している難病の専門知識を持った支援員を、全国に拡充すると述べた。


一方、トラック運送業について河野氏は、国内貨物輸送の9割を担っているにもかかわらず、長時間労働などを理由に担い手が減少していると指摘し、「業界活性化に向け大胆な施策を」と要請。太田昭宏国土交通相(公明党)は、トラック業者や荷主に加え、厚労省、国交省などによる協議会を4月中にも設置し、長時間労働の抑制などに取り組む方針を示した。

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