eコラム「北斗七星」

  • 2015.03.25
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年3月25日(水)付




地球温暖化防止の枠組みが決められた「京都(KYOTO)」が環境の代名詞として世界で知られているように、「仙台(SENDAI)」は、防災・減災の象徴となるだろう。東日本大震災から4年が過ぎた被災地・仙台市で開かれた第3回国連防災世界会議には、過去最多の187カ国・地域から代表が参加した◆会議では政党として唯一、公明党がパブリック・フォーラム(公式関連行事)を主催した。被災自治体の公明党議員が「住民の安否情報を市に提供」「行政が掌握できなかった避難所の課題を災害対策本部に伝えた」など発災直後からの活動を報告。NPOの代表からは「コミュニティー再構築は地元だけでは限界。政治の力も必要」といった声が寄せられた◆会議は、「仙台防災枠組」を採択して閉幕。病院や学校など重要インフラ施設の被害を減らすといった7つの減災目標が盛り込まれた。今後は、国内の取り組み強化と、耐震化技術、気象や地震観測などの分野での国際貢献が求められよう◆わが国では公立小・中学校の耐震化率が2015年度予算案で、ほぼ100%に。02年には44.5%だったが、国と地方の公明党議員の連携で大きく改善した◆地域を隅々まで歩き、全国のネットワークを持つ公明党議員。「地域の防災力」を高める上で、その存在は大きい。(川)

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