e コラム「北斗七星」

  • 2015.03.23
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年3月23日(月)付




統一地方選を前に、全国の地方議会1788のうち379の市町村議会に女性議員が1人もいない「『女性ゼロ』議会2割超」(「朝日」全国調査)の実態が報じられた◆欧米でも、アジア・アフリカ諸国においても、女性議員の積極的な登用が民主的な国づくりの柱となっている。なのに日本は、そうした世界の潮流から取り残されている。なぜなのか◆「女は政治に口を出すな」という男性優位の保守的な風土に加え、女性自身の側にも「女は家に」との役割分担意識があると指摘される。だが、女性議員の活躍を阻むそのような「壁」は打破しなければ、地方政治に未来はない◆「地方創生を担うのは女性と若者」とする元総務相の増田寛也氏(元岩手県知事)は言う。「日本中どこも地域づくりの中核となる女性の少なさを痛感する。ここを大きく変えたい。現状を変えるひとつのチャンスは来月の統一地方選である」(3月15日付「毎日」)と◆統一選前半戦の告示まで11日。公明党をめぐる情勢は、かつてない厳しさだが、3000人の議員の3割を女性が占める「女性活躍の党」(評論家の樋口恵子氏)の名にかけて断じて負けるわけにはいかない。群を抜く公明党の現場力、女性力、ネットワークの力こそ地方創生を進める原動力なりと心をこめて訴え抜いていきたい。(鈴)

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