eコラム「北斗七星」

  • 2015.03.18
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年3月18日(水)付




先月、東京商工リサーチが発表した2014年の倒産企業の平均寿命は23.5年だった。一方、創業100年を超える老舗企業の数は日本が世界一多いという研究もある◆老舗企業には、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」で知られる近江商人の経営理念を継いでいるものが少なくない。「三方よし」は「地域社会とお客様の満足を追求することにより企業の永続的発展をめざす経営の源流」「現代の経営にも受け継がれている世界に誇ることのできるビジネスモデル」(大西謙 編著『老舗企業にみる100年の知恵』)などと評価されている◆すべての企業が、市場(マーケット)で売れる仕組みを創り出すマーケティングに知恵を絞っており、選挙や政権運営にも積極的に取り入れられている。政党=企業、有権者=顧客・市場、政策や実績=製品・サービスなどという構図だ◆公明党は、党員、支持者が党の実績や政策を、一人また一人と有権者に訴え続け、当選した議員が地域住民のために働く中で、信頼を勝ち得てきた政党である◆政治改革がスタートした1990年代以降、政党の寿命が決して長くない中で、昨年、結党50年の佳節を刻んだ公明党。統一選では、地域住民との共感を広げ、地域の暮らしや生活を守る「世間よし」を実現していきたい。(山)

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