eコラム「北斗七星」

  • 2015.02.26
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年2月26日(木)付




昭和の大横綱、大鵬が、共に「柏鵬時代」を築いた横綱、柏戸に敬意を抱き続けていたことはよく知られている 

。スポーツの世界だけではなく、人や組織の成長に、ライバルの存在は重要だ。政党にとっても同様だろう◆終
戦後の激動の時代に首相を務め、日本の進路を確かなものにした吉田茂は、『回想十年』(第四巻)の中で、チ
ャーチル英首相(保守党)と労働党のアトリー党首との関係に触れながら、「民主主義の根底をなす思想は寛容
である。敵と味方の確執ではない」と指摘している◆「民主政治は与党が良いだけでは完成したといえない。与
野党ともに、良識に富み、愛国心に燃え、国家国民のために国政を行わんとするに非ざれば、民主政治とはいえ
ない」との言葉は、現代日本の政治の指針としても違和感はない◆民主党は、岡田代表が就任して1カ月以上が
経過し、党勢回復に全力を挙げている。年金不安をあおって政権を奪取した「成功物語」が忘れられないのか、
政府与党に厳しく対決姿勢を示している◆失政と混乱を続けたとはいえ、3年半、政権の座にあった最大野党が
、国政の前進を阻んでいるような印象を与えては、党再建にもプラスではないはずだ。連立政権の中で「良い野
党」の役割まで、公明党が果たさなければならないのだろうか。(山)

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