e病気の実情を知って

  • 2015.02.17
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年2月17日(火)付




線維筋痛症患者と意見交換

党京都市議団



公明党京都市議団(谷口弘昌団長)はこのほど、京都市役所内で「線維筋痛症友の会関西支部京都部会」(後藤千佐江代表)のメンバーらと、病気の実情や患者への支援策などについて、意見交換を行った。


線維筋痛症とは、慢性的に全身へ痛みが起こる病気で、患者は全国に約200万人(2006年厚生労働省研究班調べ)いるとされている。しかし、医学的に決定的な原因が解明されていないほか、腫れる、曲がるなどの目に見える外的な症状がない。このため周囲の理解がほとんど得られず、職場や家族から「怠けている」と誤解され、働いていた会社を解雇されたケースや、社会から疎外感を感じ、自ら命を絶つ患者もいるという。


この日の意見交換では、同会の尾下葉子・関西支部長から説明があり、京都部会のメンバーは、日常生活の実情を報告。「朝起きるまで、その日の自分の体調が分からない。痛みと闘っていると1日が終わってしまう」「仕事がしたくても、痛みで動けず通勤できなくなってしまい、会社を辞めざるを得なかった。収入面で今後の生活が心配」などの切実な声が寄せられた。また、「難病指定になっておらず、効果的な支援を受けることができていない」との訴えもあり、病気に関する周知徹底や、患者への支援などを求めた。


終了後、谷口団長は「患者の方々から直接、貴重なお話を伺うことができた。ネットワーク政党として国会議員と連携し、支援策などを検討していきたい」と話していた。

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