e防災技術で世界に貢献

  • 2015.02.17
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年2月17日(火)付




耐震研究の現場を視察

兵庫・三木市

伊佐氏



公明党の伊佐進一衆院議員はこのほど、兵庫県三木市にある兵庫耐震工学研究センターを訪れ、建物の耐震性を調べる実証実験について関係者から説明を受けた。


同センターは、1995年の阪神・淡路大震災で建築物倒壊などの被害が大きかったことから、構造物破壊のメカニズムや、耐震補強の効果などを実際に地震を再現して検証するために建設された世界最大級の実験施設。


この日、同センターでは現行の耐震基準で設計された鉄筋コンクリート6階建ての共同住宅の耐震実験を実施。高さ約6.5メートルの同住宅(実物大の30%)に対して、阪神・淡路大震災の70%と、同規模の二つの揺れをそれぞれ再現し、崩壊過程を測定していた。


案内した梶原浩一・兵庫耐震工学研究センター長は、「実験結果を受けて、住宅の耐震性の研究や、損傷度合いの迅速な評価方法の確立に役立てたい」と話していた。


これに対し、伊佐氏は「日本の防災・減災の技術が、世界各国の耐震技術の向上にも貢献できるように後押ししていきたい」と語っていた。

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