e「北斗七星」

  • 2015.02.04
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年2月4日(水)付




先輩宅に電話すると「この通話は振り込め詐欺などの犯罪被害防止のため、会話内容が自動的に録音されます」とアナウンス。ギョッとするが、ほどなくつながった。聞くと「これのおかげでオレオレ詐欺の電話はかかってこない。ついでに怪しげなセールスも」とのこと。「振込め詐欺見張隊」の名で市販されており、警視庁では無料貸し出しも◆振り込め詐欺など「特殊詐欺」では昨年、現金手渡しが236億円(42%)、現金送付が212億円(38%)。特に現金送付型は前年より6割以上増えた◆これに対抗して全国に広がっているのが、金融機関で高齢者が高額の現金を引き出そうとする際に、預金小切手(預手)を勧める取り組み。預手は普通口座があれば発行でき、しかも現金化する際には、本人確認が必要。その後の足取りをたぐることが可能で、現金化しづらい。預手での発行を拒否した場合は警察に通報する。県内全金融機関と協力している静岡県では昨年7億円近くの被害を防止した◆昨年1年間の特殊詐欺による被害は1万3371件559億円と過去最悪。しかし、阻止できた事例が1万件超、296億円に及ぶ◆年度末も近い。「なんか変だな」と思ったら、知人や警察に迷わず相談したい。"悪知恵"には、"思いやりの連帯"で対抗するしかない。(繁)

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