eコラム「北斗七星」

  • 2015.01.19
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年1月17日(土)付




「身体障害者手帳に私の難病のことが記載されていない」。昨年、名古屋市の公明党市議のもとに、体の不自由な難病患者から寄せられた相談は、同手帳に自身の疾患名が印字されていないことから、もし不測の事態に陥った時、難病であることがきちんと伝わらないのでは、との不安を訴えるものだった◆同市議が市側に問い合わせると、同市の場合、難病名は登録コードに基づき印字されており、相談者の難病は同コードがなく印字されなかったことが判明。その後の対応で、この難病が同コードに追加され手帳への記載が実現。相談者はほっとされたという◆難病患者への支援は公明党が法整備を推進し、今年1月から難病医療法が施行。これにより、医療費助成の対象となる「指定難病」は夏までに従来の56から約300疾患に拡充される。それだけに障害者手帳への記載など支援が行き届いているかどうか、現場で目を光らせる地方議員の役割は大きいと感じた◆松下幸之助氏は「仕事には知恵も大事、才能も大事。しかし、もっと大事なことは、些細と思われること、平凡と思われることも、おろそかにしない心がけである」(『道をひらく』PHP研究所)と◆生活現場に、どんな小さな声もおろそかにしない公明党議員がいる限り、人に温かい政治は前進する。(典)

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