e核燃料取り出し終了

  • 2014.12.22
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年12月21日(日)付



東電福島第1原発 4号機の廃炉作業



東京電力は20日、福島第1原発4号機使用済み燃料プールからの核燃料1533体の取り出し作業をおおむね終えた。東電は同日行われた最後の4体の取り出し作業を報道陣に公開。小野明所長は「何とか順調にできた。一つの節目だが、廃炉作業は続く。気を緩めずにやっていきたい」と述べた。


作業員約15人は水がかかる恐れがあるため、防護服を二重に着用。プール内の汚染された水を外に出さないよう、ホースで水を掛けながらゆっくりと輸送容器を引き上げ、容器表面の水を布で拭き取るなど手作業で除染していた。


4号機プールには事故当時、燃料が1535体あった。東電は2012年7月に試験的に2体取り出し、13年11月に本格的に作業を開始。今年11月にはリスクの大きい使用済み燃料の移送を終えていた。

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