e衆院選大勝利 勝って兜の緒を締め、統一選へ

  • 2014.12.16
  • 情勢/解説

公明新聞:2014年12月16日(火)付



衆院解散から投票日までわずか23日という異例の短期決戦であったにもかかわらず、党員、支持者の皆さまの献身的なご支援により、公明党は現行の小選挙区比例代表並立制の下で過去最高となる35議席を獲得させていただいた。心から感謝いたします。


今回の衆院選は、「どの政党にも『追い風』が吹かなかった(中略)各党の実力通りの結果」(15日付 産経)と分析されている。


政権交代が起きた過去数回の選挙と違って、どの政党、候補者に次の4年間を託すべきか有権者は冷静に検討、判断できたのではないだろうか。そう考えると、過去最高議席を獲得した公明党に対する期待は極めて大きい。


一方、前回の衆院選で話題をさらった「第三極」の勢力は、わずか2年で後退した。政権転落後も地道な党活動を怠ってきた民主党と同じく有権者から厳しい審判を下された。


引き続き政権運営を担う自公両党は、昨日の政権合意で「景気回復、経済再生の実現」を第一に掲げ、「『経済の好循環』を中小企業や地方など全国各地に広げる」ことを確認した。実現に全力を挙げてもらいたい。


そのためには、衆院選による政治日程の遅れを最小限に抑え、来年度の予算案編成に全力を傾注しなければならない。成立が遅れてしまえば、自治体の予算編成や民間分野の投資などにも影響が出て、景気回復の足を引っ張ってしまう。


また、政権合意では「地方創生・女性の活躍」「社会保障と税の一体改革」「東日本大震災からの復興と防災・減災対策」も引き続き推進していくことも確認した。これらの重要な政策テーマでも、確かな成果を出さなければならない。


いずれにしても自公両党は再び安定多数の議席を与えられ、国政担当を委ねられた。この結果に決しておごることなく、謙虚に、かつ丁寧に国民の負託に応えて、公約を実現していく必要がある。


次の戦いは来年4月の統一地方選挙だ。「勝って兜の緒を締めよ」の言葉通り、公明党は国会議員、地方議員が先頭に立って、連続勝利へのスタートを切っていきたい。

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